ビジネスで戦略の効果が出るには、時間がかかると思います。
しかし、サッカーでは、結果が90分で出る。
現在ワールドカップが開催されておりますが、6月21日のアルゼンチンとクロアチア戦を見ていて、まったく、メッシにパスが通らない。この試合で、メッシがパスを受けたのは2本だけという結果が0-3という結果だと思う。
前の試合のアルゼンチンとアイスランド戦は、すべてメッシにパスを通して、あとのアルゼンチン選手は、フォローに回らないという、いかにもメッシ任せの試合運びだったのをみて、戦略を組んだと思う。
戦略がこれほど重要だと感じたことはないと思った。
最近では、社外取締役が半分占める会社も多くなってきたが、中小企業ではまだまだ、他社の人の考えや意見を聞くのは、金融機関や監査機関だと思います。
しかし、彼らのアドバイスは、専門ではなかったり、一般的なもので、そもそも新しいことに対する勉強をしていなかったりします。
そのために、専門的な意見をコンサルティングを求めることは、非常に有益だと思います。
最近では、ビザスクなどのコンサルに相談する垣根が低くなったと思います。
そのような、情報を集めることで、戦略の優位性を高めていくことが重要だと思います。
中小企業は、大手企業と比較し、圧倒的に経営リソース(ヒト・モノ・カネ・情報)が少ないと思います。
しかし、そこであきらめては、だめです。
大手であっても、制約条件を活用してうまく言ったケースはたくさんあります。
逆に制約がない中で、際限がないことが問題となり、まとまらないケースがあります。
Appleの研究開発費は収益の3.5%と、Google(収益の15%)やFacebook(収益の23%)などのシリコンバレー企業と比較してかなり少ないことは、ご存知だろうか?
Macを発表した当時、スティーブ・ジョブズCEOは「研究開発費の予算とイノベーションは全く無関係だ」と語りました。
Appleは半導体製品のような重要部品の進化を、サプライヤーに頼っている部分が大きい、と分析しています。
中小企業では、そのような開発はできないという話が聞こえてきそうですが、そこは、最新の市販品を活用することや、部品のアライアンスを組み、コストを落とすなど、できることはたくさんあるとおもいます。
それは、戦略ということもあるし、智慧ということもいえると思います。
ブラジルチームは、チチ監督の「最後の1分まで諦めないこと」という口癖を信じ、それに応えた。これは、どんなチームも会社も個人も見習うことだと思う。